NIKON Z8の構成

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NIKON Z8 購入報告

何度か発信はしてますがNIKON Z8を購入しました。レンズ交換可能なカメラとしては初めてのカメラで、カメラ遍歴としてはLeica Q2が1つ目になります。その前にはハイスピード用としてZV-1を持ってたりもしました。

NIKKOR Zレンズが使いたくてNIKONを選んだわけですがAFが許容できるのはZ9以後の機種でした。動体を無視すればZ6もしくはZ7あたりの後継機が自分の適正かなと思うのですが日本二周目の旅に間に合わせたいのと、いつ出るか明確にわからない点から耐久性と文句のほぼない機能性を持つZ8に決めました。

購入したレンズ

購入したレンズでとりあえず現状撮ったものを幾つか載せます。元々Q2の28mmしか経験がないので標準すらほぼ使ったことがありません。なので画角や切り取る感覚もまだまだなのでブログとして必要分のサイズにクロップ。そしてゴリゴリに圧縮してます。

この記事は作例としての参考度は低いので素人の率直なファーストインプレッションとして読み流してくれればと。基本的にレンズは使ってて楽しいか、現実的に持ち出す気になれるか、といった気持ちよさが主軸であってスペックやアラ探しは何も面白くはないので必要ない限りはあまり触れません。

高級コンデジ。オススメしないが良い。

NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

f1.2による薄い被写界深度の運用は想像以上に難しく、まだ開放で及第の写真は殆ど残せていません。とりあえず珈琲淹れながらテキトーに撮ったやつしかない。しかし覗いてるときの世界観は本当に独特です。今回50mm f/1.2はクロップ以外無編集です。

覗いてる時の満足感が高すぎて、シャッターを切るハードルが上がってしまう。高級な服を買ったら少しは相応しい振る舞いをしようと気負ってしまう感覚に似ています。扱いが馴染んだときに撮れ高を約束するレンズだとは思いますが、それまではレンズに振り回される難しさがあります。

このレンズはとにかく評価するのが難しい。重く、大きく、高価で、難しい。Zレンズは悩ましい選択肢の多さからこのデメリットが目立ちがち。同じ画角のf1.8で実用的には十分のためオススメしきれない場合が多い。更にMTFだけ見てもピンとこない具合。でもロジックで示せない描写が好きなんだなコレが。

大きなボケやピント部のシャープネスではなく、中間となるボケのグラデーションが異様に滑らかである点に魅力を感じます。f1.2開放でも描写崩れが少なく、3Dハイファイ的な異質なボケを持つことで映る世界が他のレンズとは違う印象があるのだと思うのですが、経験の本数も期間も少ないので説得力のある評価が出来ないのが痛い。

色乗りがナチュラルなとこも推しですが、このボケのグラーデションは質感勝負のモノクロで魅力的に機能すると私的には感じてたり。でも活かせる技量がないと思ったり。

デカくて重いですが重量とサイズバランスはZ8と相性がとてもいいと感じます。というかAF性能も含めて現状レンズに対して1番良い組み合わせではないでしょうか。Z8やZ9でなかったらこのレンズは使ってなかった気がします。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

便利な小三元。現状手持ちで一番軽いレンズでフィールドワークやレンズを一本に絞る際に使います。上の写真は花鳥園で餌を食べるシーンです。Z8と同時に買った人生初めてのレンズ。

実際運用するブログやSNSのデータですと、圧縮やサイズの関係で描写が優れる単焦点と差がかなり少なくなります。現像で苦もなくケアできる程度のシャープネスに留めてとことんバランスよく調整された極めて実用的なレンズに感じます。

荷物を減らさなければならない状態で現場の詳細が不明だったり、被写体を決めてないときに持っていく予定。

NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S

近所の散歩スナップです。望遠大三元を目的もなく散歩スナップに持ち歩くのは田舎暮らしの特権でしょうか、予想に反してハマりました。ただの田舎の散歩ですと24~50mmくらいの焦点距離は普段の散歩範囲で飽きやすくとても難しいのです。

50mm f/1.2同様に重量バランスが良いので構えやすいです。サイズ的にはZ9あたりの方が見栄えは良いですが、縦グリ無しとしては1番相性いいでしょう。

にしても望遠レンズは初体験なので楽しくて仕方が無い。田舎の野生動物や植物を主役にすることで偶然の出会いを形に残せるのが楽しいです。SRレンズと蛍石の影響か色味が他と違う印象で、キレのあるシャープさを感じる気がします、クールなイメージです。猫の写真はクロップ以外ほぼ撮って出し。

野鳥を撮ってみました。名前は知らないけどよく見る水鳥。60m付近で逃げてしまうことが多いので今まで撮れませんでしたが200mと現像のノイズ処理を使うとこの程度の大きさで撮れます。汎用性の高さに加えて、運が良ければ鳥も一応撮れるかもしれないのは嬉しいです。

鳥とシルエットが似てる構図の飛行機を1枚。急いで撮ったのでEXIFが意味不明な事になってます。現像で少しレトロっぽい色に寄せてみました。ズームレンズを同時に2本買ったわけですが便利ですね。ただ、便利すぎて難しい。単焦点からカメラを始めたのは私的には良かった気がします。

そこらへんに積まれた枯れた半逆光の植物です。現像を他より強めにかけてみた1枚。いやぁ~楽しいですね~

NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR

2,3年後くらいに出るのをのんびり待ちつつ買うかジックリ考えようと思ってたらイキナリ予約開始した超望遠ズーム。正直使うかどうかはわからないが、使わないとわからないので使うしかないって発想でとりあえず予約。

近所散歩は望遠と相性がよくて、最近はカモシカ、スッポン、猛禽類、カワセミなどもちょいちょい見られるようになりました。恵まれてる環境に住んでるため試す価値はあると判断したわけです。

超望遠は手元にまだないので試し撮りしたものを。超望遠なんて人生で買うことはないだろ~って思いながら撮った1枚を載っけます。この時はこのレンズの価格なんて考えてもいなかったが600mm f4は今思えば恐ろしいもん触ってたなと。SONYですがjpg撮って出しです。ここらへんのボディになると肌色が変にオレンジっぽくならないのでいいですね。

まとめ

レンズの構成としては広角の物足りなさは多少あるもののそこそこイケてる構成だと思ってます。

正直Z8がオーバースペックであることやレンズが勿体ないくらいに贅沢であるツッコミは確かにあるのですが、世の流れとして無個性、没個性、無駄を嫌い、正義なき洗練を是とするトレンドなきトレンドは自分としては面白みがないと感じています。

多少無理をして、背伸びして新たな世界に触れる楽しさが減りつつあるのかもなと感じるからこそ少しくらい酔狂なことやってもいいのかなと思ってるこの頃です。というのも嘘と正典を読んで思ったり。

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